動画配信サービスは便利ですが、視聴するにはインターネットに接続できる環境が必要になります。
視聴するには、基本的にはストリーミング再生で、ネットからデータをダウンロードしながら再生しています。
ただ、外出先などのネットが使えない場所では視聴することができません。
また、外出時でスマホなどで視聴する場合でも、通信データ量が増えてしまい通信制限にかかってしまいます。
そのため、外出時に動画を見るのは少し躊躇してしまいますよね。
そこで、あらかじめ動画をダウンロードしてから再生できるオフライン視聴に対応しているサービスがあります。
あらかじめダウンロードしておく必要はありますが、外出時やオフライン環境でも問題なく動画を視聴できます。
このダウンロード再生に対応している動画配信サービスを紹介します。
ダウンロード再生に対応しているサービス
ダウンロード再生は動画配信サービスによって差があり、
・ダウンロード再生に対応しているサービス
・ダウンロード再生に一部対応しているサービス
・対応していないサービス
があります。
ここではダウンロード再生に対応しているサービスを紹介します。
U-NEXT
U-NEXTは、スマホやタブレットで視聴する場合、専用アプリの「U-NEXTプレイヤー」を使います。
このアプリでは、ストリーミング再生だけでなくダウンロードにも対応しています。
あらかじめダウンロードしておくことで、オフラインでもその動画を視聴できます。
ダウンロードできるのは、見放題動画だけでなく、PPVポイントでレンタルした動画もダウンロードできます。
画質は「標準」と「高画質」の2段階あり、再生期限はダウンロードしてから48時間となっています。
ダウンロードできる動画の本数は無制限で、アカウントを追加すれば最大4台のデバイスから同時にダウンロードできます。
期限が48時間なので、見る直前にダウンロードしておく必要があります。
Amazonプライムビデオ
Amazonプライムビデオでもダウンロードに対応しています。
ダウンロードした動画は、映画とTV番組で分けて表示されます。
また、ダウンロードする動画の画質を
「中」「高」「最高」の3段階から選べます。
また、レンタルビデオサービスの「Amazonビデオ」でもダウンロード再生ができます。
ダウンロードできる動画の本数は25本までと決まっていて、視聴期限は再生してから48時間となっています(動画再生しなければ視聴期限は30日間になります)。
dTV
dTVでも、スマホのアプリでダウンロード再生に対応しています。
また、ダウンロードする際に、画質を選ぶことができます。
「普通」「きれい」「すごくきれい」「HD」の4段階あります。
(「すごくきれい」が普通のSD画質です)
ダウンロードできる動画の本数に制限はなく、視聴制限はダウンロードしてから48時間となっています(一部コンテンツは24時間です)。
ただし、dTVの登録デバイスが2台以上の場合は視聴制限が3時間になり、これを過ぎるとネットに接続してライセンス認証する必要があります。
ビデオパス
ビデオパスでもダウンロード再生に対応しています。
画質は「高画質」「標準」「低画質」の3段階あり、視聴制限はダウンロードしてから48時間となっています(一部作品は24時間)。
ダウンロードできる動画の本数は5本まで、ダウンロード可能なデバイスは1台と決まっています。
Netflix
Netflixは最近までダウンロード再生に対応していませんでしたが、ようやくダウンロード再生に対応しました。
ダウンロードの画質も「スタンダード」「高画質」の2段階となっています。
普通のタブレットぐらいならスタンダードでOKです。
視聴期限はダウンロードしてから7日間または再生してから48時間となっています(ライセンスやコンテンツによって異なります)。
ダウンロードできる動画の本数は100本となっています。
また、PCからもダウンロードできます。
ダウンロード再生に一部対応しているサービス
ここではダウンロード再生に一部対応しているサービスを紹介します。
Rakuten TV
楽天の動画配信サービス「Rakuten TV」もダウンロード視聴可能です。
ただ、ダウンロードできるかどうかの確認はスマホのアプリからではなく、WEBアプリで作品ページを表示する必要があります。
ダウンロード対象作品は、スマホ・タブレットから作品ページを表示すると「ダウンロード可」と表示されます。
(PCからは表示されません)
ただ、現在ダウンロード可能の動画の数はかなり限られています。
TSUTAYA TV
TUSTAYA TVは、Androidの一部端末のみダウンロードに対応しています。
(iOS端末ではダウンロードできません)
DMM動画(DMM.R18 動画)
DMMのアプリではダウンロードに対応しています。
ただ、ダウンロードできる動画の数がかなり少ないのが現状です。
見放題プラン対象の動画はオフライン再生はできません。
ダウンロード再生に未対応のサービス
最後にダウンロード再生ができないサービスです。
Hulu
Huluは現在ダウンロードには対応していません。
オフライン視聴はできないので、ネットに接続した状態で視聴することになります。
FOD(フジテレビオンデマンド)
FODもダウンロードには対応していません。
スマホアプリもありますが、こちらもストリーミング再生のみとなっています。
ダウンロード再生する場合の注意点
ダウンロード再生には、一部注意点があります。
まず、ダウンロードできるのがスマホのアプリのみでPCではできないというケースです。
U-NEXT、dTV、ゲオチャンネル、Amazonプライムビデオなどは、ダウンロードできるのはスマホアプリのみです。
次に注意すべき点は、動画の容量です。
画質の低い動画ならそれほどでもないのですが、高画質のものHD画質のものは、例えば映画1本だと5〜6GBも容量が必要です。
特にスマホアプリでのダウンロードとなると、スマホの空き容量が必要になります。
一般的にスマホの容量はあまり多くなく、
少ないものなら16GB、多くても128GBぐらいなので、あまり多くの動画をダウンロードしておくことは難しいでしょう。
Android端末ならSDカードで容量を追加できますが、それでも限界があります。
必要な動画だけダウンロードして、見終わったら消す、といった使い方になると思います。
また、いくらWiFi環境があった場合でも、動画1本数GBになると、ダウンロードするのに時間がかかります。
そのため、あらかじめ準備しておく必要があります。
他にも、ダウンロード再生に対応していても、再生時にライセンスの認証が必要になる場合があります。
その場合、完全なオフライン環境では再生できないので注意が必要です。
U-NEXTの場合は、ダウンロードの再生期限がダウンロード後から最長48時間となっています。
これを更新するにはインターネット環境が必要になります。
オフライン環境で再生しようとしたらライセンスの認証が必要だった・・・となると、せっかくダウンロードしていても視聴できなくなるので注意してください。
また、dTVの場合は、毎回ライセンス認証が必要なので、オフラインでは再生できません。
まとめ
ダウンロード再生はサービスによってまちまちです。
対応しているサービスでも端末による制限があったり、コンテンツによる制限があったりします。
見たい動画がダウンロード再生に対応しているか確認する必要があるでしょう。